大和高田・橿原・御所・五條でマッサージ/タイ古式ならリラックル

2022年の夏、当店の施術責任者は国内の選考を経て国際大会の本戦に出場し、世界２位の評価をいただきました。大会は複数国の実力派が集う舞台で、各国の伝統や個性が交差する濃密な環境。私たちは「やさしい圧・安定した体重移動・安全配慮・丁寧な対話」というリラックルらしさを軸に臨みました。

日本予選では、限られた時間内で“流れの美しさ”と“的確なアプローチ”の両立が求められます。呼吸に合わせたリズム、セン（SEN）のラインに沿ったストレッチ、関節可動域の見極め、そしてクライアントの体調に合わせた強弱の切り替え。基本の一つひとつを徹底的に磨き直し、選抜メンバーとして本戦の切符を得ました。

本戦の地では、競技前から学びの連続でした。英語・タイ語・日本語が飛び交う場で、モデルへの配慮や施術中のサイン確認など、コミュニケーションの質も評価の対象になります。審査員は「圧の質」「体位変換のスムーズさ」「安全と衛生」「全体構成」「施術者の所作」などを総合的にチェック。私たちは無理な角度や速度を避け、体への負担が少ない“余裕のある流れ”を大切にしました。

競技では、仰臥位・側臥位・伏臥位・座位へと移る中で、足先から頭部までをつなぐ連続性を表現。とくにストレッチでは、呼吸に合わせて少しずつ可動域を広げ、筋緊張が解ける一歩手前で留める“心地よい伸長”にこだわりました。圧は手掌・前腕・肘・膝を適材適所で使い分け、部位や骨格に合わせて深さと広がりを調整しています。

結果として授かったのが「世界２位」という評価です。順位以上に印象的だったのは、各国の施術者が同じゴール（相手の安心と回復）に向かって、文化や背景が違っても尊重し合っていたこと。大会を通じて、技術だけでなく“接する姿勢”の大切さを再確認しました。

帰国後は、学びを現場に落とし込むために次の取り組みを進めています。

• 技術共有：大会で得た評価基準をもとに、圧・体重移動・体位変換のチェックリストを整備し、全スタッフで共通化。
• 練習設計：月次の勉強会とペア練習を実施。フォームのビデオ確認で微調整を繰り返します。
• お客様目線：初回の方でも不安なく受けられるよう、コミュニケーションと安全配慮の手順を再整備。
• コース運用：ストレッチ×もみをより効果的に組み合わせ、持続性を高める流れにアップデート。

私たちのゴールは、賞歴のアピールではなく、日々の施術の質で体感していただくこと。肩首のこわばり、腰の重だるさ、眼精疲労や足のむくみなど、お悩みが少しでも軽くなるよう、学んだことを一つひとつの施術に込めています。どうぞ安心してお任せください。